Evidence
CHARACTERISTIC01
1. 目的
DYNAMIXが塗布されたテストピースをサンシャインウェザーメーター促進耐候性試験にかけ、試験後のテストピースに対し、接触角、光沢度を調べる。

2. 試験方法
テストピースを各試験時間サンシャインウェザーメーター促進耐候性試験にかけ、テストピースの接触角、光沢度を測定した。なお、サンシャインウェザーメーター試験後のテストピースは、以下の処理を行った後に各項目の測定を行った。
- ① テストピースを不織布を用いて水道水でなで洗いした。
- ② エアブロー乾燥させた。
3. 試験片
試験片(70×150㎜)を用いて試験を行った。この試験片は、試験片表面の半分だけDYNAMIXコーティング剤で処理したものである。
4. 測定器及び条件
- サンシャインウェザーメーター:スガ試験機(株)製ブラックパネル温度63℃、12分降雨/60分
- 接触角計:協和界面科学(株)製 CA-X型
- 光沢度計:スガ試験機(株)製デジタル変角光沢度計UGV-5D
5. 試験結果
結果は次ページ以降に示す通りである。
CHARACTERISTIC02


サンシャインウェザーメーターにおける促進耐候性試験を3年相当(約1500時間)行い接触角の推移を検査した結果、3年後においても90度以上の撥水状態を持続していることがわかります。
CHARACTERISTIC03


サンシャインウェザーメーターにおける促進耐候性試験を3年相当(約1500時間)行い光沢度の推移を検査した結果、3年後相当においても初期値とほとんど変わらぬ光沢を維持しており、防汚性と塗装の保護性能が実証されています。
CHARACTERISTIC04
耐払拭性試験
被膜の耐久性の指針の一つとなる払拭試験においても試験後に優れた撥水性を示しています。
接触角 | |
---|---|
試験前 | 101.8° |
試験後 | 93.1° |

被膜硬度試験
被膜の硬度を示す硬度試験を鉛筆硬度とモース硬度で示しています。
鉛筆硬度 | 6H※ |
---|
※現在のJIS規格では鉛筆硬度試験は6Hが上限となっています。非公式ですが9Hの鉛筆で測定すると硬度9Hを示す結果がでています。

CHARACTERISTIC05
耐アルカリ性試験 | 耐酸性試験 | 高温安定性試験 | |
---|---|---|---|
目的 | アルカリ性環境に対する安定性調査 | 酸性環境に対する安定性調査 | 高温環境下における安定性調査 |
試験液 |
① 水酸化ナトリウム(純正化学)3%水溶液 ② けい酸ナトリウム(純正化学)5%水溶液 ③ 炭酸ナトリウム(東京化成)5%水溶液 |
硫酸(純正化学)5%水溶液 | なし |
装置 | なし | 恒温槽 | |
試験条件 | 室温20±5℃、湿度60%以下で日光の直射や影響のあるガス・蒸気がなく、通風のない室内にて試験を行う。 | 試験温度:50±1℃ 試験時間:1時間 試験サイクル数:3サイクル |
|
試験片 | 試験片(70×150㎜)の表面の半分だけコーティング剤で処理したものである。 | ||
試験方法 |
試験片のコーティング処理部及び未処理部に①~③の各水溶液をスポイトで0.2ml滴下し水平に短時間(1分)、長時間(4時間)放置。 放置後、試験片表面を水洗いしてから拭き取り、表面状態確認。 |
試験片のコーティング処理部及び未処理部に、硫酸の水溶液をスポイトで0.2ml滴下し水平に短時間(1分)、長時間(4時間)放置。 放置後、試験片表面を水洗いしてから拭き取り、表面状態確認。 |
① 50℃に設定した恒温槽中に試験片を入れ、1時間加温。 ② 室温(20~25℃)中で1時間放置してから再度50℃の恒温槽中で1時間加温。 この作業を3回繰り返す。 ③ 3サイクル実施後、室温で24時間放置してから試験片の表面状態を確認。 |
試験結果 | 問題なし |
耐花粉性試験 | 耐樹液性試験 | 耐虫性試験 | |
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目的 | 花粉に対する安定性調査 | 樹液に対する安定性調査 | 虫の与える影響調査 |
試験液 | オレイン酸(純正一級) | セダー油(純正一級) | ミツロウ |
装置 | 恒温槽 | ||
試験条件 | 規定温度:50±1℃ 規定時間:1時間 規定滴下量:0.2ml |
規定温度 :70±1℃ 規定時間:30分 規定滴下量:0.2ml |
|
試験片 | 試験片(70×150㎜)の表面の半分だけコーティング剤で処理したものである。 | ||
試験方法 |
①室温(20~25℃)環境下で試験片のコーティング処理部及び、未処理部に30㎜の高さから規定量のオレイン酸を滴下。 ②50±1℃の恒温槽内に上記試験片を水平にセットし、1時間放置。 ③規定時間放置後、恒温槽から取り出して滴下した試薬を柔らかい乾布で拭き取ってから室温(20~25℃)で24時間放置。 放置後に試験片の表面を確認。 |
①室温(20~25℃)環境下で試験片のコーティング処理部及び、未処理部に30㎜の高さから規定量のセダー油を滴下。 ②50±1℃の恒温槽内に上記試験片を水平にセットし、1時間放置。 ③規定時間放置後、恒温槽から取り出して滴下した試薬をエタノールで除去し、エアーブロー後、室温(20~25℃)で24時間放置。 放置後に試験片の表面を確認。 |
①約120℃で融かしておいたミツロウを、室温(20~25℃)環境下において試験片のコーティング処理部及び、未処理部に30㎜の高さから規定量滴下。 ②70±1℃の恒温槽内に上記試験片を水平にセットし、規定時間放置。 ③規定時間放置後、恒温槽から取り出して滴下した試薬を柔らかい乾布で拭き取った後、 室温(20~25℃)で24時間放置。 放置後に試験片の表面を確認。 |
試験結果 | 問題なし |
耐鳥糞性試験 | 耐ガソリン性試験 | |
---|---|---|
目的 | 鳥糞の与える影響調査 | ガソリンに対する安定性調査 |
試験液 | アルブミン 3%水溶液 | 無鉛レギュラーガソリン(出光石油) |
装置 | 恒温槽 | なし |
試験条件 | 規定温度:50±1℃ 規定湿度:30±5% 規定時間:1時間 規定滴下量:0.2ml |
室温20±5℃、湿度78%以下で日光の直射や影響のあるガス・蒸気がなく、通風のない室内にて試験を行う。 |
試験片 | 試験片(70×150㎜)の表面の半分だけコーティング剤で処理したものである。 | |
試験方法 |
①純水で調製したアルブミン3%水溶液を、室温(20~25℃)環境下において試験片のコーティング処理部及び、未処理部に30㎜の高さから規定量滴下。 ②50±1℃/30±5%RHの恒温・高湿槽内に上記試験片を水平にセットし、規定時間放置。 ③規定時間放置後、恒温・高湿槽から取り出して滴下した試薬を柔らかい乾布で拭き取った後、室温(20~25℃)で24時間放置。 放置後に試験片の表面を確認。 |
①試験片のコーティング処理部及び、未処理部に30㎜の高さから規定量(0.2ml)の試験液を滴下。 ②そのまま室温(20~25℃)にて乾燥させ、この作業を10サイクル繰り返す。 ③乾燥した後、クロスで拭き取り表面状態を確認。 |
試験結果 | 問題なし |
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